誘拐犯との危ない恋
「出て来なさい
梅谷 昇
お前は完全に包囲されている」
外から 低い男の声がした。
昇が窓から外を覗くと
たくさんのパトカーが停まってあり、パトカーのライトは眩しい位光り、その周りには、大勢の人が立っていた。
「ウワァ
言ってる事もこの景色も全部まるでドラマみてぇだな(笑)」
昇は苦笑いをしながら亜弥を見た。
亜弥も外を見てみた。
「ウワァ思ったョリ
スゴい迫力ダネ……」
亜弥は目を丸くした。