晴れのち曇り ときどき溺愛
見城さんに頼まれた資料は膨大でコツコツとしていかないと終わらない。まずはパソコンのファイルの中にある資料を探すことにした。鉛筆書きされてあるのを頼りにしていくけど、思ったよりも捗らない。それは専門用語の多さだった。
デザイン関係とシステム関係の会社の合併だから、元々が違う。だから、知らない専門用語ばかりで意味が分からない。意味が分からないから、パソコン内のファイルの場所と資料の場所が一致しないのが捗らない原因だった。
営業室には私のパソコンのキーボードの音だけが響いていた。ふと時計を見ると二時間の時間が過ぎていて昼休みも近づいてくる。そろそろパソコンの打ち込みが終わっているはずなのに終わる気配はないし必死にやってもギリギリになる気がする。
全体の十分の一くらいが終わったくらいだった。このままでは間に合わないかもしれないと焦る私の机の横でカツンと音がした。そこには缶コーヒーが置いてあり、しなやかな指がスッと視界から消えた。見上げると自分の手にも同じ缶コーヒーを持った下坂さんが立っていた。
「張り詰め過ぎ。少し落ち着いてから仕事をした方がいい。休憩を挟まないと疲れるし能率が下がる」
デザイン関係とシステム関係の会社の合併だから、元々が違う。だから、知らない専門用語ばかりで意味が分からない。意味が分からないから、パソコン内のファイルの場所と資料の場所が一致しないのが捗らない原因だった。
営業室には私のパソコンのキーボードの音だけが響いていた。ふと時計を見ると二時間の時間が過ぎていて昼休みも近づいてくる。そろそろパソコンの打ち込みが終わっているはずなのに終わる気配はないし必死にやってもギリギリになる気がする。
全体の十分の一くらいが終わったくらいだった。このままでは間に合わないかもしれないと焦る私の机の横でカツンと音がした。そこには缶コーヒーが置いてあり、しなやかな指がスッと視界から消えた。見上げると自分の手にも同じ缶コーヒーを持った下坂さんが立っていた。
「張り詰め過ぎ。少し落ち着いてから仕事をした方がいい。休憩を挟まないと疲れるし能率が下がる」