魅惑への助走
 「来年の予定も、そろそろ立てておかなくちゃね」


 我らSWEET LOVEの、毎月の大まかな予定は。


 毎月一度、長編作品をDVDでリリース。


 その他短編を、ダウンロード版としてウェブサイト上で販売も行なう。


 来年もこのペースには変化がないけれど、


 「来年こそは……! 念願の絶対的エースを発掘!」


 ずっと探し続けている、SWEET LOVE専属エースとなるであろうAV男優には、今年は巡り会えずじまいだった。


 来年こそは、と社長は決意を新たにする。


 「大々的にオーディションを開催するのはどうかしら。男の子って恥ずかしがって、なかなか立候補してくれないかもね」


 「アイドル事務所のようには、自薦他薦もなかなか上手くはいかないんですよね」


 「やっぱり、スカウト網を発達させるしか……」


 「スカウト活動するにも、人員不足ですよね」


 なかなか決定的解決策が出ないままだった。
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