魅惑への助走
ただ連休初日、天皇誕生日。
SWEET LOVEの忘年会が入っていた。
スタッフおよびSWEET LOVE作品に登場する常連男優・女優を招待。
もちろんあの片桐も顔を出していた。
またしてもちょっかいを出されそうになったものの、片桐の天敵・りらさんも出席していたのと新顔である竹田朱実ちゃんに関心を持っていたこともあり。
前回ほどしつこく付きまとわれることはなかった。
(うるさく絡んで、帰り際に竹田朱実ちゃんに片桐は往復ビンタを食らったという)
日付が変わって……翌日はクリスマス・イヴ。
部屋でささやかなクリスマス会を開催することとなった。
その時私は……、上杉くんに切り出そうと思う。
きっと上杉くんもまた、同じことを考えているはず。
私たち二人は、もう一緒にいないほうがいいと。
距離を置くべきだと。
……別れよう、と。
SWEET LOVEの忘年会が入っていた。
スタッフおよびSWEET LOVE作品に登場する常連男優・女優を招待。
もちろんあの片桐も顔を出していた。
またしてもちょっかいを出されそうになったものの、片桐の天敵・りらさんも出席していたのと新顔である竹田朱実ちゃんに関心を持っていたこともあり。
前回ほどしつこく付きまとわれることはなかった。
(うるさく絡んで、帰り際に竹田朱実ちゃんに片桐は往復ビンタを食らったという)
日付が変わって……翌日はクリスマス・イヴ。
部屋でささやかなクリスマス会を開催することとなった。
その時私は……、上杉くんに切り出そうと思う。
きっと上杉くんもまた、同じことを考えているはず。
私たち二人は、もう一緒にいないほうがいいと。
距離を置くべきだと。
……別れよう、と。