魅惑への助走
 AV男優は、AV女優よりも過酷な労働環境かもしれない。


 通常は主役は女優のほうであり、男性視聴者は女優目当てで作品を購入するため、相手役である男優は顔さえ出ないケースもある。


 よっぽどの人気男優でもない限りは収入も低く、生活を維持するために、一日に複数の撮影をこなしたりもする。


 欲望の赴くままの性行為ならまだしも、相手や現場スタッフの要求に合わせ、欲望をコントロールしなければならない。


 一日何度も撮影用の性交渉を行なうことは予想以上にハードで、現場をこなすためにバイアグラなどの薬に頼る男優もいるらしい。


 ……そのような過酷な環境下に置かれている一般のAV男優に比べると、SWEET LOVE所属の男優は恵まれているかもしれない。


 専属男優となれば収入は保証されるため、生活のために様々なメーカーの撮影現場を掛け持ちする必要性はなくなる。


 バイアグラに頼らなければならないほど、無理して回数をこなすこともない。


 ただしリリースされる作品が少ない分、少数精鋭というか一つ一つの作品を完璧に仕上げなければいけないという義務も生じる。
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