小さなポケット一杯の物語
『そんな事ないわよ。私は毎日会いにきていたから慣れてるだけよ(^-^)』

茜は優さんの言葉を真に受けて、

『おいでコロ!』

そう叫んで、両手を広げてみせたんだ。
そしたら、今度は反対方向のお寺の隅の方へと向かって行っちゃったの。

『(あれっ?犬小屋が出来てる…。)』

コロの向かう先には、去年見た洞窟の様な入り口をした石の小屋ではなく、よく見かける屋根付きの一戸建の犬小屋へと変わっているのに気付いた。
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