盗撮教師日記
人間、感情で何を行動するか分からない。

私は、いつも思っていた。

だが、石垣光は行動が大胆すぎるだろう。

心の中で、ブツクサ文句を言うと校長先生が私の後ろに立っていた。

「山岸先生、誠に言いにくいのですが……本日で勤務をオヤスミしてもらってもよろしいですか?こちらも緑川様と縁を切るのは非常に困るものですから」

「はい。分かりました。では、失礼します」

私は、カバンとノートパソコンを持って職員室を後にした。

何故だろうか……

私は、何もしていないのに

どうして追い出されるのかしら

私は、疑問に思った。

家に着くと、ドッと疲れが出た。

TVをつけると国会解散のニュースが速報されている。

総理大臣も大変だ。

私は、コーヒーと昨日勝ってきたケーキの残りを机の上に出し、経済新聞を広げた。

経済新聞には、毎日父の連載が載っている。

今日の連載は……

「娘の教育」

私は、少しドキッとした。

何を書かれているか心配だ。

私は、恐る恐る新聞を読み始めた。

「娘の教育」

私の娘、山岸浩子は現在中学校で理科を教えています。
娘は、私と違い人前でしゃべることが苦手で授業でもあまり大声を出さないようです。
しかし娘は、小さいときから人に何かを教えることがスキで特に科学的なことは人一倍興味を持ち小学校の3年生のときの誕生日プレゼントに「望遠鏡」が欲しいとせがまれたのは今でも頭に残っています。
娘には、悪の道へ進まないようきつく教育をしたつもりですが、どこか甘えが出てしまい好きなものをすぐに買ってしまう親バカでしたね。

(そういうと山岸氏は、一冊のノートを出す)

コレ、娘が中学のとき毎日欠かさずやっていた星調べノートです。
毎日、どの方角に何があるか細かく書いていてね―
僕にはさっぱり分からないけど(笑)
これからも娘を大事にしたいですね。やっぱり


これで、新聞の記事は終わった。

私の昔のことを書くとはさすが親バカね。

昔みたいに心が純粋であればと思う今日この頃である


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