To be alive again
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「おはよ」
眼を覚まして、傍らに居た真一郎と眼が合って、翠はあれ?と眼をしばたたかせた。
真一郎の部屋、カーテン越しの光は見慣れた朝のそれに間違いない。
「お・・・はよ?」
状況を飲み込めていない翠を、真一郎がくくっと喉を鳴らして笑う。
お店の奥に居たお父さんにあいさつをして、その後真一郎の車に乗ったのは覚えてる…けれど…。
「えー…。ごめんなさい」
帰りの車で眠ってしまったのだとやっと頭が追いついた。
しかも、起きなかったからベッドまで運んでくれたのだろう。
「いいえ、重かったけど。
美味しかった?」
重かったなんていわれると、なおさら肩身が狭いやら、頬が熱くなるやら…。
一応、彼の実家なのにくつろぎすぎたような気がしてしまうくらいだった