To be alive again

「美味しかったけど…」

「けど?」

そう。

美味しかった。

美味しかったけど、恥ずかしくて飲みすぎた。

原因は…間違いなく真一郎が誕生日を教えてくれていなかったせいだ。

「お前、まだ怒ってんの?」

「怒ってないよ。
怒ってるんじゃなくて…もうやだっ
すっごい恥ずかしかったんだから」

「あんま近いと言いにくいだろ?」

プレゼントとか催促してるっぽくて。といわれると、確かにそうだけどとは思う。

だけど、言わないなんて。

ちゃんと付き合ってるんだから、教えてほしかった。
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