その王子様、結婚してるってよ!
私…稜ちゃんを好きだったのかな?
まだわからない自分の感情。
「俺のこと、好き?」
そう聞いた稜ちゃんに、正直にわからないと言えばにっこり笑った。
「嫌いじゃないならいいよ。」
呑気な私は、これからカレカノになって…などと考えていた。
しかし稜ちゃんは違った。
早かった。
次の日の夜、稜ちゃんは私の家にやって来た。
稜ちゃんのご両親と3人で。
「春と結ばれました。
責任をとります。
春と結婚させてください。
春を、俺にください。」
呆然とする私と、大爆笑の兄達。
手を取り合って喜ぶ母親二人。
まだ早いと途中まで渋っていたお父さんは、孫ができてるかも…その稜ちゃんの言葉に目を輝かせた。
稜ちゃんの父親は、女の子が欲しかったと大喜び。
でかした…その一言で締め括った。
兄二人は、私に諦めろと語った。
お前が生まれた時から稜は、この時を待っていたんだからと。