変態転入生と私
___ 5限目 社会

私は社会が1番嫌いだ 。地理も歴史も世界史も何もかも 。将来役立つ気がしないし 、意味ないでしょう 、と私はいつも社会はすやすやと夢の世界に旅立っている 。が 、今日は阻止されてしまった 、後ろの人に 。

「 黒板見えないから 、..その 、ノート見せて 。 」

控えめに裕也君はちょんちょんと私の肩を叩き頼みごとをした 。私はまあ 、成績もほしいわけでそのために夢の世界に少しお別れをしてノートをびっちり書いてまた夢の世界に行くというものを繰り返していたため 、いい感じにノートは見せられる状態だった 。所々に落書きはあるけれど ..。

「 はいこれ 、私寝てるから 、返すのは授業後にしてね 。」

授業終了10分前で私はもうこれ以上授業は進まないだろうと 、いつも雑談の多い先生だからと油断していた 。

「 ありがとう 。」

落ち着きのある低めの声でそう呟く声が聞こえてそのまま夢の世界へと旅立った 。

< 3 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop