難攻不落な彼に口説かれたら
しかも、片岡君は私が欲しかったって言ってる。

他の女の子ならまだ納得出来る。

でも、何で私?

「本当に私が欲しかったの?」

聞き返すと、片岡君は呆れ顔で言った。

「その意外だって顔やめてくれないかな?……雪乃って、自己評価低いよね?」

「……自己評価?」

「いや……何でもない。アルコール入ってたのに雪乃を求めた俺にも非がある。雪乃が信じないなら、信じるよう実感させるまでだけどね」

片岡君は悪戯っぽい目でそう告げると、私に顔を寄せ口付ける。

目を閉じてキスに応えると、片岡君は微かに笑って私をからかった。

「俺のキスは素直に受け入れるんだ?雪乃の気持ちは全部身体に聞いた方が良さそうだね」

「か、片岡君!」

恥ずかしくて顔を真っ赤にして怒ると、彼はそんな私の唇に触れた。
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