難攻不落な彼に口説かれたら
うちの室長の古賀秀介は、私の六つ上の従兄。

背は片岡君くらいあって、黒髪のサラサラヘア。仕事モードの時は前髪を上げて見るからに有能なビジネスマンって感じ。実際、有能だけどね。

イケメンで、お日さまみたいに明るくて優しくて面倒見が良い。それに、お互い一人っ子というのもあってか、私のことを妹のように可愛がってくれている。

今回、秀兄の奥さんもインフルエンザになったということで私が古賀家に助っ人にいったのだけど、まさかインフルエンザを移されるとは思わなかった。

「仕方ないですよ。私もインフルエンザの感染力なめてたし」

「顔色悪いし、あまり無理するなよ。あと、片岡の席はお前の隣な、いろいろ教えてやってくれ。片岡の歓迎会のアレンジとかも頼むわ」

秀兄がポンと私の肩を叩く。

私の席の隣?

その上、歓迎会のアレンジ?

頭痛がしそう。
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