難攻不落な彼に口説かれたら
望遠鏡は買わなかったけど、星を見るのは好きだった。
「クレーターって満月だと見えにくいんだ。クレーターに影が出来ないから」
「そう言えば、展望会で私が見たのは上弦の月だったよ。土星の輪っかも見てみたかったんだけど、それは見逃しちゃった」
「土星ね。月なら見たことあるけど、土星はないな。見たら面白いだろうな」
ふたりで星空を見ながらそんな話をしていると、スーッと流れ星が……。
「「あっ、流れ星!」」
ふたり同時に声を上げ、流れ星が消えると、仁と顔を見合わせた。
「見た?」
仁に聞くと、彼は少しビックリした顔で言った。
「ああ。ふたりで流れ星見るって凄いな」
「本当にね。あ〜、願い事するの忘れちゃった」
見た驚きで願い事どころじゃなかった。
私って馬鹿。
「クレーターって満月だと見えにくいんだ。クレーターに影が出来ないから」
「そう言えば、展望会で私が見たのは上弦の月だったよ。土星の輪っかも見てみたかったんだけど、それは見逃しちゃった」
「土星ね。月なら見たことあるけど、土星はないな。見たら面白いだろうな」
ふたりで星空を見ながらそんな話をしていると、スーッと流れ星が……。
「「あっ、流れ星!」」
ふたり同時に声を上げ、流れ星が消えると、仁と顔を見合わせた。
「見た?」
仁に聞くと、彼は少しビックリした顔で言った。
「ああ。ふたりで流れ星見るって凄いな」
「本当にね。あ〜、願い事するの忘れちゃった」
見た驚きで願い事どころじゃなかった。
私って馬鹿。