例えば君に恋しても


「僕は君に興味は無いけど兄さんがたの気持ちは少し分かるな。

なんか、君ってフラミンゴみたいなんだよね。」


・・・?

「フラミンゴ?」

突拍子のない言葉に疑問符しか浮かばない。

以前にも似たようなことがあった。

この兄弟はやっぱり似ている。

「何が楽しいのかは分からないけれど、片足で踏ん張ってるようなところ。


もうちょっと楽そうに生きてたら、気にもかけてなかったんだけどね。

手を貸したくなっちゃう。」


決め台詞でも吐いたようなどや顔で屋敷へと入ってく彼を見送ったあと我慢していたため息を思いきり吐き出した。

犬に蟻にフラミンゴ?

ここの三兄弟の目に私は人間として映ってないのだろうか。・・?


気が抜けるような気分だ・・・。

だけど、もう少ししたら仁に新一さんにふたりともここへ来てしまう。できるなら鉢合わせる前に峯岸さんに会いたい。

できるだけ自然に

屋敷の扉に手をかけて、深呼吸をしたあと

ゆっくり

ゆっくり

その大きな扉を開いた。


ここがこの三兄弟の両親の住む屋敷なんだ。




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