My.doctor…?
「何も言わずに…眠れ」
これ以上聞いたら
きっとこのまま
キスしてしまう…
俺自身を失いそうだ。
だから…
「側にいて…」
頼むから…
可愛い事を言わないでくれ。
「…ッ」
一度、理性を保って
精一杯絞り出した言葉は…
「…ここにいる」
我ながら必死だ。
俺の返答を聞いて
咲桜ちゃんはニコッと笑顔を向け
ゆっくりと目を閉じた。
どうやら眠ったらしい。
…にも関わらず
俺の心臓は速いまま。
落ち着けるはずもなく
彼女から目を逸らす事も出来ず
ほんのりと赤みを帯びた頬に触れ………
キスをした。
ほんの一瞬だが…
唇に。
患者に恋愛感情を抱いてはいけないんだが…
想ってしまった気持ちは誤魔化せない。
誰かを愛する事に
いつからか難しくなっていたな。
素直な自分の気持ちに
正直になれずにいた。
だが
俺も子供ではない。
しっかり向き合わないといけないな…
ベッドに腰掛け
もう一度、咲桜ちゃんを見つめていた。
――…速水side END*。+†*
これ以上聞いたら
きっとこのまま
キスしてしまう…
俺自身を失いそうだ。
だから…
「側にいて…」
頼むから…
可愛い事を言わないでくれ。
「…ッ」
一度、理性を保って
精一杯絞り出した言葉は…
「…ここにいる」
我ながら必死だ。
俺の返答を聞いて
咲桜ちゃんはニコッと笑顔を向け
ゆっくりと目を閉じた。
どうやら眠ったらしい。
…にも関わらず
俺の心臓は速いまま。
落ち着けるはずもなく
彼女から目を逸らす事も出来ず
ほんのりと赤みを帯びた頬に触れ………
キスをした。
ほんの一瞬だが…
唇に。
患者に恋愛感情を抱いてはいけないんだが…
想ってしまった気持ちは誤魔化せない。
誰かを愛する事に
いつからか難しくなっていたな。
素直な自分の気持ちに
正直になれずにいた。
だが
俺も子供ではない。
しっかり向き合わないといけないな…
ベッドに腰掛け
もう一度、咲桜ちゃんを見つめていた。
――…速水side END*。+†*