君の向こうのココロ
僕に二人とも懐いてくれていて本当に癒してくれる。
よ~く見てみると、晴夏ちゃんが奏太くんに絵本を読んで聞かせてる。
奏太くんは隣りで真剣な顔をして聞いている。
彼女はそれをうしろから見守る。
微笑ましい関係でいいなって思う。
僕も兄ちゃんや姉ちゃんに読んでもらってたら、まだ、楽しかったのだろうか。
歳がいくつも離れてる兄達がいるけどああいうの無い兄弟だった。
「なんかいつも晴夏にまかせっきりだよ。私はおまけみたいな。」
そう言うとすっと生気が抜けたように笑顔が消えた。
僕は彼女が消えてしまいそうに見えて慌てて声を掛けた。
「そんなことないよ。しっかり手を掛けて育ててきたから晴夏ちゃんが面倒見れるようになったんだよ。」
いつも自分を謙遜してしゃべる、控え目な彼女だけど、いきなり元気がなくなった。
よ~く見てみると、晴夏ちゃんが奏太くんに絵本を読んで聞かせてる。
奏太くんは隣りで真剣な顔をして聞いている。
彼女はそれをうしろから見守る。
微笑ましい関係でいいなって思う。
僕も兄ちゃんや姉ちゃんに読んでもらってたら、まだ、楽しかったのだろうか。
歳がいくつも離れてる兄達がいるけどああいうの無い兄弟だった。
「なんかいつも晴夏にまかせっきりだよ。私はおまけみたいな。」
そう言うとすっと生気が抜けたように笑顔が消えた。
僕は彼女が消えてしまいそうに見えて慌てて声を掛けた。
「そんなことないよ。しっかり手を掛けて育ててきたから晴夏ちゃんが面倒見れるようになったんだよ。」
いつも自分を謙遜してしゃべる、控え目な彼女だけど、いきなり元気がなくなった。