君の向こうのココロ
まさか日曜に会えるとは…
「ちゃんと買ってから読んでくれなきゃ。商売あがったりです。」
ほほ笑みながら彼女が言う。
「もちろん、買うよ~。どれを買おうか吟味してるのさ。」
僕は読んでた本を閉じながらいつも通りに答える。
「なんてね。先輩いつもお買い上げありがと。今日も投資のお勉強ですか?」
「はい。勉強道具を買っているまでです。」
「ご精が出ますね。」
にこにこと笑顔を見せながら彼女はいつも元気をくれる。
彼女の様子見をほとんど兼ねているんだけど、今日はパワーもらわないと。
日曜が休みだってわかってるけど会話を続けたい僕はわざとらしく彼女に聞いてみた。
「今日は仕事?」
「ううん。違うの。お休みなんだけど…」
そういうと、少し通路を移動して、ちらりと右の方を見る。
奥の方の児童書コーナーのイスに座って黙々と絵本に食い入る二人組が座っていた。
「もしかしてあの子たち、晴夏ちゃんと奏太くん?」
僕が確信を持って聞くと、彼女が言った。
奏太くんと晴夏ちゃんは彼女の子供。
2歳と5歳の愛嬌の良い可愛い姉弟。
「ちゃんと買ってから読んでくれなきゃ。商売あがったりです。」
ほほ笑みながら彼女が言う。
「もちろん、買うよ~。どれを買おうか吟味してるのさ。」
僕は読んでた本を閉じながらいつも通りに答える。
「なんてね。先輩いつもお買い上げありがと。今日も投資のお勉強ですか?」
「はい。勉強道具を買っているまでです。」
「ご精が出ますね。」
にこにこと笑顔を見せながら彼女はいつも元気をくれる。
彼女の様子見をほとんど兼ねているんだけど、今日はパワーもらわないと。
日曜が休みだってわかってるけど会話を続けたい僕はわざとらしく彼女に聞いてみた。
「今日は仕事?」
「ううん。違うの。お休みなんだけど…」
そういうと、少し通路を移動して、ちらりと右の方を見る。
奥の方の児童書コーナーのイスに座って黙々と絵本に食い入る二人組が座っていた。
「もしかしてあの子たち、晴夏ちゃんと奏太くん?」
僕が確信を持って聞くと、彼女が言った。
奏太くんと晴夏ちゃんは彼女の子供。
2歳と5歳の愛嬌の良い可愛い姉弟。