【完】螺旋のように想いを告げて
あたたかい気持ち
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地元に帰る日を改めて咲良に連絡したのは、12月始め。
その直後、5分もしないうちに母さんから連絡があった。せっかくだからクリスマスパーティーをする、と。
めちゃくちゃノリノリで人の話も聞かないで電話を切る始末だ。
予定通り、今日の昼ちょうどにパーティーは始まった。
母さんのおかげか、俺たち3人は久しぶりに揃った。
気まずさがあるんじゃないかと不安だったが、咲良持ち前の明るさが場を和ませる。
心から楽しいパーティーが出来た。
ありったけの咲良特製おにぎりには、本当に爆弾並みに驚いた。
席を外した母さんが後で持ってきた焼きそばに大笑いだったな。