【完】螺旋のように想いを告げて
金欠とか言いながら、祐介のやつハンバーガー3個食べてたな。
何を争っていたのか、最後に食べたポテトがこたえた。ちょっと吐き気する。
確実に明日起きられない。ヤバい。
また咲良の大声に起こされるのか。ちょっと憂鬱だ。
もっと憂鬱なのは、祐介が告白するかもしれないってこと。
とにかく、風呂だけは入ろうと階段を降りる。
10時を回っていて、その静けさからも母さんは寝てしまったみたいだ。
そういえば、大事な会議があるから朝が早いとか言っていた気がする。
俺は風呂前に水でも飲もうと、キッチンに足を踏み入れる。
と、冷蔵庫にメモが貼ってあった。