Dance in the rain

「わかってるんだよ。ちょっとゆっくりで飛べばいいんでしょ?」

美央ちゃん、一生懸命リズムをつかもうとするんだけど。
なかなか思うように飛べないみたいで。
しょぼん、て肩を落としてしまう。

リズム感を養えば、自然にコツもつかめるだろうけど。
短時間にマスターしろ、っていうのは酷かもしれない。
本番はもっと緊張しちゃって、リズムどころじゃなくなるだろうし……。


あたしはちょっと考えて。

それからいいことを思いついて、「ねえみんな」って、声をかけた。
「もうちょっとかっこよく変えてみようか」

「かっこよく?」
「そう。もっと目立つダンスにしたくない?」

みんなの目がキランて輝く。
うん、これならうまくいくかも。

「あのね、レッツゴーのところで、一番左のあいなちゃんから、順番に一人ずつジャンプしていくの。みんな、左のお友達がジャンプしたのを見てから、自分もジャンプしてみて」

「いくよ?」って、あたしはもう一度、音楽をスタートさせた。
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