Dance in the rain

「別人て……髪が伸びたからじゃない?」
祐奈と一緒に暮らしてた頃は、たしかショートだったし。
色だって、今よりもっと金髪っぽかった。

「ちゃうちゃう。そんなんじゃなくて、全体的に……なんていうか変わったよ。昔はさ、シャムネコみたいな子だなって思ったんだよね」

シャムネコ!?
やっぱりここでも猫なわけ?

「手も足も長くて、スタイルもよくて、まぁぶっちゃけ美人の部類なんだけど。なんかツンツンしてるっつーか、クールっつーか、群れるの嫌ってたじゃん。こっちもあんたには構わない、だからあたしにも構わないで、みたいな」

「そ、そうだった?」

「そうだよぉ。だから、あたしの男友達の中にも、花梨のこと結構気に入ってた奴いたのに、結局『無理そうだからやめとく』って、告る前に去ってったし」

「そんな人、いた!?」
「いたいた」
全然知らなかった……。

「でもさー……今はなんか、丸くなったよね」
「ま、ま丸く!?」
ちょ、ちょっと待って!
それってやっぱり、あんなおいしいまかないを毎日食べてるせい!?
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