Dance in the rain

「うわ……」

エレベーターから出て、ロビーフロアへ。
途端。
あたしは口をぱかーんて開けたまま、ぐるっと360度回転しちゃった。

この吹き抜け、何階分くらいあるんだろう。
天井がものすごく高い。

そして、片側は全面ガラス張り。
そのせいか、ものすごい開放感っ。

視線をさらに進めていくと。

ゴールドの照明に照らされたフロアには、エキゾチックで高価そうな装飾品がさりげなく置かれていて。
ピアノの生演奏が流れるラウンジには、多国籍でハイセンスなゲストたちがくつろいでいて。

う。
やっぱり七つ星、ってダテじゃないのね。

よろめきながら窓ガラスに近寄って、空を見上げた。
胸に手をあてて、深呼吸を繰り返す。

あぁよかった。
白い雲がぽつりぽつりと浮かぶその空は、青く澄んでる。
中庭のステージで行われるっていう今日のショーも、第一段階はクリアだ。
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