Dance in the rain
どくんどくん……
心臓が、皮膚を突き破って飛び出しそう。
なんで……こんなっ……
狼狽えまくってるあたしの目の前、翔也の寝顔がある。
しっとり濡れたセクシーな唇は、誘うように少し開いていて。
目が、離せない。
キスしたら……どんな感じなのかな。
って、何エロ親父みたいなこと考えてんの、あたしは!
「ん……」
甘えるみたいな、吐息。
熱をはらんだ、手。
「しょう、や……」
誘惑に抗えなくて。
あたしは……おずおずと、その頬に触れた。
そして。
翔也の唇が、わずかに振動して……何か言おうとしてるの?
な、に……?