Dance in the rain

呆然としたあたしの歯の間から、するりと温かなものが差し込まれて。

ちょ……これって……舌!?

「やめっ……しょう、や……ぁ」
ヒワイな音をたてて、翔也の舌がきつく、あたしの舌に絡みつく。

なに、これ……ものすごく。
気持ちいい……っ……

ビクビクって跳ね上がりそうになる体をなんとかしなくちゃって、
あたしは翔也にしがみつきながら、緩まる気配のないキスを受け止める。

「ふっ……あ、……ぅんっ!」

ぐるんぐるん。
急速に酔いが回っていって……
頭に霞がかかったみたい。

あぁ……なんか、いい気分。

猫にマタタビって、こんな感じ?


だんだん……
頭の中が、重たいヴェールで覆われていく。


「やっかいな猫、拾っちまった……」

そんなつぶやきを聞きながら、あたしは意識を手放した。
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