Dance in the rain
それから、翔也の手を放すと、ばふってソファにもたれて。
ケラケラって笑った。
「ほらねーできないでしょ。あたしなんて、その程度の女ってこと。今までもこれからも、誰とも恋愛なんて……」
フッと……視界が暗くなった。
気が付くと、翔也の体があたしの上に覆いかぶさっていて。
「……へ?」
とろんとした目を上げた。
「後悔、するなよ」
低い声が、聴こえて……。
そして。あたしの唇は、柔らかい感触に包まれた。
キスされたんだと気づいたのは、唇が離れた後。
口をパクパクさせてるあたしを黙って見つめていた翔也は、
片手を伸ばして、あたしの頬を包み込んだ。
「しょう、や……?」
その瞳に、あたしが映ってる。
そして、それは、大きくなって。
また、唇が重なった。
軽く2度。唇を甘く噛まれて。それから——