溺愛ペット契約~御曹司の甘いしつけ~
「ゆっくり見てたいところだろうけど……生憎これ以上我慢できそうにない」
セクシーなかすれ声でささやかれ、ドキン!と心臓が脈打つ。ケモノに豹変してしまう一歩手前のような彼に、私は上目遣いでこんなお願いをしてみる。
「ゆ、ゆっくり……優しく、な感じを希望します」
しかし、どうやら彼はすでに“一歩手前”どころか、凶暴性のあるケモノ、いやむしろケダモノへと、豹変済だったようで。
「それは無理な頼みだ。……代わりに、気絶するほどよくしてやるよ」
なっ……!? きっ、気絶って……!
向けられた獰猛な瞳と、危険な甘さを漂わせたひと言に、一瞬にして体中の血液が沸騰しそうになる。
蓮人はすっかりテンパっている私に構わず、真っ赤なブルゾンを器用に脱がせてバサッと床に放り投げると、露わになった私の鎖骨の部分にキスをする。
「蓮人……ん、っ」
強弱をつけて押し付けられる柔らかな感触が、くすぐったいようで心地いいようで、短い悲鳴を上げる。
徐々に下に下がっていく唇は、鎖骨を辿って胸の谷間へとたどり着き、同時に器用すぎる手つきで背中のファスナーが下ろされていることに気付いた時には、ドレスがストンと足元に落ちたところで。
「わ、み、見ないで」
パッと胸元で腕をバッテンに組むけれど、すかさず蓮人がその腕を掴んで開かせ、頭の上でひとまとめにされてしまう。
うううう、そんなまじまじと見つめられると、恥ずかしくて死にそう……。