気になる彼は同居人!?

「…唯?」




「あ、ごめんごめん!ってかさー」




顔の前で手を合わせてニッと笑った唯は何も無かったように違う話を始めた。




それはSHRの後や休み時間まで続いて、今日は机に座って駄べることがなかった。
唯は、唯なりに気を使ってくれたんだと思う。こうなる事を予想してか、知っていたのか。それを私は放課後に知る事になるとも知らずに唯と笑っていた。




「…ねぇ、乃愛ちゃん。この後空いてる?」




陸君はもう帰ったし私も帰ろうかなと、バックを肩にかけた時だった。



「上原さん!全然空いてるよ〜」




話しかけきたのは上原さん。
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