気になる彼は同居人!?
「…あ、あれ?」
「言っとくけど、ここ俺の部屋だから」
わ、私の勘違い!?
確かに扉の隣にあるベッドも私のものでは無いし…まさか、私の部屋の隣の空き部屋を陸君の部屋にしたの!?
ほんと超恥ずかし……。
「ご、ごめんじゃあ私帰ーー…」
立ち上がり部屋をでようとすると、逆に手を引っ張られ、同時に部屋の戸が閉まる音がした。
「まさか、あんたが同居人?」
ぐっと腕をさらに引かれ距離を詰められる。背中は既に閉まった扉についていて、逃げ場を失った私は、学校とは違う雰囲気を放つ彼に戸惑いを隠せず、コクコクと頷いた。