嘘つきな恋人
私がDragonに行くと、ほとんどの場合三島さんが現れたけど、

『今日は抜けられない用事がある。』と何度目かの夜に連絡があり、

『タクシーで家に着いたら、メッセージして。』

と言われてしまったので、連絡先も交換することになったりし、

私と、三島さんは少しづつ、お互いを知るようになっていった。



三島さんが、東北の生まれで、3人兄弟の末っ子であるとか、

大学の頃から東京で生活し、鎌倉で暮らすのは3年目で、鎌倉の大仏はまだ、見ていない。とか、

趣味は読書と、映画館で派手なアクションのハリウッド映画を見る事だ。とか、


私は

ひとりっ子で、両親は忙しいかったから、夕飯はいつもひとりだった。とか、

本を読むのは好きだけど、読むのに時間がかかるし、
本を開きながら眠ってしまうことも多くて、同じ本をずっと読んでる。とか、

人見知りで、友達は少なくて、仕事場の友達は休みが合わないから、
DVDの映画を1日中部屋で見たり、
1人でスパに行ったり、カフェ巡りをする

とか

いつの間にか、聞き出されていた。


寂しい日常…って思われただろうか…




でも、三島さんはニコニコと私の話を聞き、

休みを合わせてカフェ巡りデートに行こう。

とか、

一緒に映画を見にいこう。

とか懲りずに誘ってくれたりする。

まあ、

私がお断りしているので、実現はしていないけど…
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