シンデレラの魔法は解けない






「藍ちゃん……」




平さんは低く心地よい声であたしを呼んで、そっと頭を撫でる。

その優しい大きな手が大好きだ。




「ありがとう……藍ちゃん」




平さんにこんな切ない顔をさせたくない。

いつもの甘くて優しい笑顔がお似合いだ。





「あたしは、平さんの味方です。

平さんがあたしを好きになってくれたら、そんなこと気にしなくて済むのに」

< 233 / 272 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop