わたし、結婚するんですか?
「あれ? 課長。
 洸、つぶれましたよ」
と葉山の声が頭の上でする。

「そうか。
 じゃあ、俺がお姫様抱っこで運ぼう」

「いや、ジャンケンで」

「なに言ってんだ、お前は」

「ジャンケンで」

 ラグの上に置いた手をチャトランに舐められながら、洸は二人が揉めるのを聞いていた。






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