わたし、結婚するんですか?
 




 なんかよく寝た、と洸はベッドで目を覚ましたが、まだ部屋の中は真っ暗だった。

 リビングの方から明かりがもれている。

 そっと扉を開けると、遥久がソファで寝ていた。

 あーあ、課長。

 結局、潰れちゃったのかな?

 と、いや、潰れたの、お前だろ? と突っ込まれそうなことを思いながら、物珍しく、その寝顔を眺めていた。

 ……可愛いな。

 課長にも可愛いところがあったか。

 いや、猫抱っこしてるときも、ちょっと可愛いかな。

 そんなことを考えながら、しばらく膝を抱えて眺めていたが、そういえば、まだお風呂にも入ってなかったな、と気づき、洸は立ち上がった。

 ちょっと暑いので、遥久のお腹にブランケットだけをかけ、自分はお湯を張りに、風呂場へと向かう。

 そういえば、葉山は帰ったようだな。
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