わたし、結婚するんですか?
「お前みたいな相手が人生に現れたのは初めてだったから、どうしていいかわからなかったし。

 今もどうしていいか、わからない。

 だから、少々、挙動不審になって、お前を困らせたこともあるかもしれない」

 いや……そこは、もともとなんじゃないですかね?

「俺は常に、お前のことを考えているんだ。

 今も空からミサイルが降ってきたら、お前を守り切れるかどうかと考えている」

 ……ありがたいような。

 発想が飛びすぎているような。

 なんだかわからない人だと思っていたが、ただの危険な愛情表現の人だったのか。

 そう思いながら、洸は遥久に本心をぶつける。

 これ以上、わだかまりを残したくなかったからだ。

「でも、私、許せません。
 課長が私の目の前で、他の人とキスしてたこと」

 すると、遥久は、
「じゃあ、いいぞ。
 お前もやって来い、二人と」
と言ってきた。
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