わたし、結婚するんですか?
「えーっ?
いつものとこ行かないのー?」
と後部座席から、運転席にしがみつき、葉平が言ってくる。
「行かん。
ショッピングモールの中の駄菓子屋になど」
「ええーっ。
ポイントカードあるのにーっ」
と助手席の洸の後ろで、美沙が言ってきた。
その歳でポイントカードか。
さすがだな、女子、と思いながら、
「そんな嘘くさいところに行けるか。
そんなところにある駄菓子屋なんて。
どうせ、わざと古い感じに作ってあるだけだろう。
俺がいつも行っているのは、ビルの谷間にある、本当に倒壊寸前の駄菓子屋なんだ」
と熱く語ると、洸が、
「……それは建て替えた方がいいのでは」
おばあちゃんが危険です、と言ってきた。
洸の頭の中では猫とともに座布団に座っている置物のようなおばあさんが店番しているのだろうが。
実際に店に居るのは、派手で元気なばあさんだ。
いつものとこ行かないのー?」
と後部座席から、運転席にしがみつき、葉平が言ってくる。
「行かん。
ショッピングモールの中の駄菓子屋になど」
「ええーっ。
ポイントカードあるのにーっ」
と助手席の洸の後ろで、美沙が言ってきた。
その歳でポイントカードか。
さすがだな、女子、と思いながら、
「そんな嘘くさいところに行けるか。
そんなところにある駄菓子屋なんて。
どうせ、わざと古い感じに作ってあるだけだろう。
俺がいつも行っているのは、ビルの谷間にある、本当に倒壊寸前の駄菓子屋なんだ」
と熱く語ると、洸が、
「……それは建て替えた方がいいのでは」
おばあちゃんが危険です、と言ってきた。
洸の頭の中では猫とともに座布団に座っている置物のようなおばあさんが店番しているのだろうが。
実際に店に居るのは、派手で元気なばあさんだ。