あなたのことがワカラナイ

4.次の日

カーテンから差し込む朝日が眩しくて目が覚めた。

ついに、冬弥と離れる日が来た。

でも、仕方ないよね。

私は要らない存在なんだから。

私は、お腹の赤ちゃんに向かって、

「ごめんね。パパと離れるけど、寂しくないよう頑張るから。」

「一緒に頑張ろうね。」

そう言って、家を出るために服を着替え始めた。

今日は、土曜日だから冬弥はお休みだから、起きるのは遅い。

まだ、ゆっくりできるから、手紙を書くことにした。

私の気持ちが伝わったらいいなって思って。

まぁ、読んでくれなきゃ意味ないけど。
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