蜜月なカノジョ(番外編追加)

「体こそ変えてないんだけどね。私の場合物心ついた時からずっと女だと思って生きてきたから。だから直斗の『女装』なんかとはワケが違うのよ」
「は、はい」
「ある日突然女と関わるのはゴメンだから俺を女にしてくれ、なんてやって来たわけよ。意味がわかんないしこいつ頭がおかしくなったんじゃない?って本気で心配したわ」

確かに…それまでノーマルだった人がいきなりそんなことを言い出したら誰だってそう思うだろう。

「でも話していくうちに本気なんだってわかって。それなりに長い付き合いの中でそんな冗談言う奴じゃないってのはわかってたし、そこまで言うならよっぽどなんだろうなって。だから友人として全面的に協力することにしたの」

だからナオさんとしてのスタイルがあれだけ完璧なんだ。
もちろん直斗さん自身の素材の良さは大前提だけど、ある日突然女装しますって言っても、普通はあそこまで違和感なくできるものじゃないはず。
そこに男から女への変貌を知り尽くしたカナさんの協力が加わるのならまさに鬼に金棒だ。

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