蜜月なカノジョ(番外編追加)
「ナオさんと直斗さんに対しての不安がなくても、自分自身への不安はいっぱいあります。きっとこれからも迷惑をかけるし、すぐにパニックになって嫌な思いだってさせてしまうと思います。…でも、それでもっ…」
気が付けば私の目にも涙が溜まっていて。まるで合わせ鏡のような顔のナオさんが私の両手をギュッと固く握りしめてくれた。
その温かさに力と勇気をもらって何度も何度も深呼吸を繰り返す。
じっと待ってくれているナオさんに…直斗さんにきちんと伝えなきゃ。
「私も………ナオさんが……直斗さんのことが大好きです」
長い時間をかけてようやく紡ぎ出した言葉に、ナオさんがハッと息を呑んだ。
「ナオさんが私に与えてくれる幸せの何分の一を返せるかもわかりません。…でも、それでもナオさんと一緒にいたいです。これから先も…ずっと」
一回り大きな手が震えているのがわかる。
…もしかしたら震えているのは私なのだろうか。
「だから…こんな私でもいいと言ってもらえるのなら……私を…私をナオさんの彼女にしてもらえませんか…?」