蜜月なカノジョ(番外編追加)
最終章

ナオさんの華麗なる交友関係





「こっちこっちー!」

「お待たせしてしまってすみません!」
「んーん。全然待ってないよ。私も今来たばっかりだし」

そう言って相変わらず超絶美しい笑顔を見せてくれたのは、あの日以来の再会となるカナさんだ。
やっぱりこの人が実は男性だなんて、とても信じられない。

「ここから歩いて10分くらいで着くから」
「あの…本当に私も行っていいんでしょうか…?」
「いいって言ってるだろー? むしろ絶対に喜ぶって」

家にいる時から何度も同じことを口にしている私に、ナオさんが呆れ笑いを浮かべながらも優しく頭を撫でてくれる。

「あーあー、目の前で堂々とイチャついてくれちゃって。この前会った時はあーんなに初々しかったのに、いつの間にかバッチリ恋人繋ぎする関係になっちゃってたのねぇ~?」
「 !! 」

その指摘にカァッと慌てて手を離そうとしたけれど、それ以上に強い力で握りしめられて完全に動きを封鎖されてしまった。
ついいつもの癖で何も考えずに手を繋いじゃってた…!

「離す必要なんてないだろ? 俺たちにとってはこれが当たり前なんだし」
「そ、れは、そうです、けどっ…!」
「カナなんていてもいなくても関係ないんだから気にしなくていいよ。空気とでも思っておいて」

いやいやいや、いくらなんでもそれはないでしょう!

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