蜜月なカノジョ(番外編追加)

「えっ? でも、お客様にそんなこと…」
「何でもいいのでお手伝いさせてください! その、じっと座ってるなんてとてもできそうにないので…」
「…ありがとう。じゃあお願いしてもいいかな?」
「っはいっ!」

勢いよく返事した私にふふっと笑った涼子さんについていくと、これまたとっても素敵なキッチンへと案内された。

「すごい、本当にどこを見ても素敵ですね…!」
「ありがとう。自分で言うのもなんだけど、私もすごく気に入ってるんだ」
「ご夫婦で作り上げた家なんですよね。すごく素敵です…!」
「えへへ、どうもありがとう」

ほんのり頬を染めて嬉しそうに微笑む姿に、キューーンと胸が疼いてしまう。
年上の女性に失礼なのは百も承知だけど、涼子さんって可愛い…!
見た目は綺麗系なのに中身がこうならそのギャップに旦那さんはメロメロに違いない。

「あ、少し前にお子さんが生まれたんですよね。おめでとうございます」
「ありがとう。せっかく来てもらったのにごめんね? 上の子もまだ二歳だからちょっとバタバタうるさいかもしれないけど…」
「とんでもないです! むしろそんな大変な時に見ず知らずの私なんかがお邪魔していいのかと気が気じゃなくて…」
「全然だよ~! っていうか会いたい会いたいってお願いしたのは私の方だもん」

そういえばナオさんもそう言ってたっけ。
どうして涼子さんはそんなに私に会いたかったんだろう?

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