春色のletter
お昼はほとんどの生徒が学食に行った。


「学食があって良かったよね~」


その学食に向かっていたが、絵里が手を後ろに組んで歩きながら言った。


「そうだね」


私も同じように手を後ろに組んで歩きながら答えた。


「今日は何にする?」


「肉うどん」


「え?それだけで足りる?」


絵里が少し驚いた顔をした。


「余った食費でプリン食べたい」


「ああ…」


学食の前には小さな古い木造の売店がある。


そこで、有名なメーカーのプリンなら120円。


聞いたことがない名前のプリンなら90円だった。


もちろん、甘みとコクの面で120円の勝ち。


それが食べたかった。
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