春色のletter
「ねえ、君。ほんとイラスト同好会に入らない?」


「…あ、入ります」


私はそう答えていた。


「え?ほんと?やった!じゃあ、今日の放課後待ってるよ」


「あ、はい」


彼が軽く手を挙げたので、私もそっと挙げた。


「ありゃ…」


横で絵里が私を見ていた。


「即決?」


「あははは…」


「へえ~」


絵里はにやっとした。


「その顔はやめて」


「うぷぷぷ♪」


「もう…」


私は残ったプリンを食べたはずだけど、その時のことはよく覚えていない。
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