春色のletter
放課後になるまで、訳がわからないほど動揺していた。
早く入部して溶け込みたかった。
ホームルームも終わって、みんなが席を立ち始めた。
絵里もすぐに鞄を持って立ち上がった。
「じゃあ、私行くね」
「あ、うん」
「夜梨もちゃんと行くんだよ~」
「うるさい!」
絵里は笑いながら手を振って出て行った。
「さて…どうしよう…」
私は席を立てなかった。
胸に手をあてて、深呼吸をした。
「さて…」
行こうかなと言おうとした時だった。