春色のletter

放課後になるまで、訳がわからないほど動揺していた。


早く入部して溶け込みたかった。


ホームルームも終わって、みんなが席を立ち始めた。


絵里もすぐに鞄を持って立ち上がった。


「じゃあ、私行くね」


「あ、うん」


「夜梨もちゃんと行くんだよ~」


「うるさい!」


絵里は笑いながら手を振って出て行った。


「さて…どうしよう…」


私は席を立てなかった。


胸に手をあてて、深呼吸をした。


「さて…」


行こうかなと言おうとした時だった。
< 123 / 487 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop