春色のletter
それから1ヶ月もすると、イラスト同好会にもすっかり馴染んでいた。


会長は3年の坂本先輩。


同好会の中で一番背が高い先輩。


そして、副会長が堀川さん。


私は名前の方でこずえ先輩と呼ぶ。


少しぽっちゃりして、なんとなくお母さんって感じの人。


あと、ハルの同級生の石田先輩は痩せてて背が高く、いつも一緒の太川先輩は名前の通りに太い人。


他にもいろんな個性の先輩達がいた。


一緒に入った同級生は知的な湯川君と、メガネをかけたお調子者の吉田君。


とりあえず、みんな好きな場所に座って無地のノートやケント紙にイラストを描いている。


基本的にマンガチックなものは禁止。


作品としては「イラスト」と言えるような作品しか発表はできない。


会長の坂本先輩は、本気で東京芸大を目指しているらしい。


それ用の予備校へも通っているらしい。


何かに本気になっている人を見ると気持ちがいい。


私も、つい描くのに夢中になっていることが多かった。
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