春色のletter
「夜梨子ちゃんは絵を描く仕事したいの?」
「う~ん、できればそうしたいんですけどね」
「やりたいことがあるのは幸せなコトだよね~」
こずえ先輩は机の上に座ると、足をぶらぶらとさせた。
「こずえ先輩はどうするんですか?」
「私は普通の大学」
「学部は?」
「国文かな」
「絵は…」
「絵はね、趣味。好きだけど才能ないし」
「そう…ですか」
そんなことないですよと言いたかったが、もう3年生の彼女には進路は現実だと気が付いた。
言うほど、私にも時間はない気がした。
(やるなら、本気出さなくちゃ)
ハルへの視線をやめると、私はまたノートを開いた。
「う~ん、できればそうしたいんですけどね」
「やりたいことがあるのは幸せなコトだよね~」
こずえ先輩は机の上に座ると、足をぶらぶらとさせた。
「こずえ先輩はどうするんですか?」
「私は普通の大学」
「学部は?」
「国文かな」
「絵は…」
「絵はね、趣味。好きだけど才能ないし」
「そう…ですか」
そんなことないですよと言いたかったが、もう3年生の彼女には進路は現実だと気が付いた。
言うほど、私にも時間はない気がした。
(やるなら、本気出さなくちゃ)
ハルへの視線をやめると、私はまたノートを開いた。