春色のletter
それからは4,5日に1回の割合で手紙のやり取りが始まった。
仕事のコトがうまくいきはじめて、抱える仕事も増えてきた。
そのせいか、書く内容が仕事の話ばかりになってしまったけど、ハルはちゃんとそれに答えてくれた。
手紙のやり取りは、最近慣れていたメールのやり取りとはまるで違っていた。
最初は聞きたいことがたくさんあって、その返事が待ち遠しかった。
待てないもどかしさにイライラしかけたこともあった。
文通という行為は、即答性と短文性に慣れて生き急いでいた私の時間を、ゆっくりとした生き方に戻してくれた。
手紙のやり取りを始めてからは、私が感じていた孤独感が消えて、普通に生きていくことができていると感じた。
だから、仕事に全力を向けることができた。
ハルもきっと、やる気のある私の話だから、仕事のことでも付き合ってくれているのだろう。