春色のletter

その日は結局、さつきさんを交えて過ごした。


それはそれですごく楽しかった。


ご両親はお泊まりで帰ってこないということで、ハルが晩ご飯の材料を買い出しに行った間に、ガールズトークをした。


さつきさんは、ハルの高校の時の付き合いを知っていたけど、それが私だったとは知らなかった。


「なんだ、あの時の彼女は夜梨子ちゃんだったんだ」


「はい」


「あいつ、だいぶ引きずってたよ」


「そうなんですか?」


その辺の話を聞いて、私は苦笑した。


「だったら、なんで別れるかな…」


「夜梨子ちゃんからだった?」


「いえ、そういう訳じゃないですね。お互いの責任です」


「ふう~ん」


ちょっとして、さつきさんがお茶のお代わりを持ってきてくれた。
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