春色のletter
手紙を見つめながら、スリッパに履き替えた。


玄関で靴を脱ぐと、そこからは板張りの廊下をスリッパで歩いて行くことになる。


フローリングという言葉は似合わない。


あくまで板張りの廊下。


玄関すぐ横の階段を上る時は、造りがしっかりしている証拠にギシギシと音は立てない。


そして玄関の2階部分は、古いソファセットがあって、小さなラウンジみたいな造りになっている。


そこでは、個性ある住人たちがよく寛いでいる。

最近は、隣のかおりさんが専用にしている感があるけど、今日は誰もいなかった。
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