春色のletter
まずは、最近の休日にしては珍しい「朝ご飯」を食べた。


そして、またお風呂に入った。


メイクをいつもより丁寧にした。


服を選ぶのも何度も着替えて、かなり時間をかけた。


身だしなみを姿見で確認すると、軽く息を吐き出し、


「よし!」


表情を引き締めた。


時計を見ると、10時だった。


休日に誰かを訪ねるには、丁度いい時間かもしれない。


私はお出かけ用のバッグと靴を持つと、ドアを開けた。


鍵を掛けて廊下を歩いて行くと、ラウンジにかおりさんが座ってファッション雑誌を読んでいた。


隣の7号室の住人で、スタイリストをやっている。


私よりちょっと上かな。
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