春色のletter
編集部は駅の北側5分くらいの雑居ビルの4階にあった。


4人は乗れなさそうな小さなエレベーターに乗った。


ガタンとかなり大きめな音にびっくりしながら降りると、目の前のドアに編集部の名前が張ってあった。


コンコン。


「どうぞー」


ノックをすると、中から元気な声が響いた。


「失礼します」


「どんなご用件ですか?」


中は6帖くらいの小さな部屋で、書類がうず高く積まれた中に、痩せた30代の男性が一人だけだった。
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